フランス三色旗の赤のシンボル“ひなげし”をモチーフに。『林檎の礼拝堂』でも咲いていた可憐な花が呉須に輝きます。

林檎の礼拝堂

2011年版の田窪恭治イヤープレートは、彼の人生最盛期の30代に過ごしたノルマンディの野に咲く「ひなげし」にテーマを求めました。林檎の礼拝堂の周りには一面にひなげしの花が咲き、創作の疲れを慰めてくれたものです。
和名では虞美人草とも言われています。ひなげしはフランス語ではコクリコ、スペイン語ではアマポーラ、言わずと知れたポピーの一種です。
見出しでも書きましたように、フランスの三色旗の白はブルボン王朝の紋章である白百合の象徴、青は矢車草、赤はこのひなげしを意味し、フランス全土で可憐な花を咲かせます。
日本の琴平に戻って10年余り。ノルマンディの原風景を思い出しながら、一気に50枚を描き上げました。
製造はいつもと同じ、伝統ある有田の深川製磁に依頼。日本の陶磁の象徴であるコバルトブルーが見事です。

田窪恭治氏  
田窪恭治 Takubo Kyoji

1949年生まれ。多摩美術大学卒業後、国内外の画廊や美術館などで発表多数。
1989年から1999年まで実施した「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂再生プロジェクト」により「芸術・文化勲章オフィシェ」(フランス)、「村野藤吾賞」(建築)など受賞。
著書に「林檎の礼拝堂」(集英社)、「表現の現場」(講談社)などがある。

田窪恭治展開催

会期:2011/2/26(土)〜5/8(日)
休館日:月曜日 ただし3/21は開館、3/22は休館
会場:企画展示室1階・地下2階

詳しくは 東京都現代美術館へお問い合わせください。 >>こちら